書籍感想

『艶色五十三次 若殿様美女づくし編』(鳴海丈)感想

艶色五十三次―若殿様美女づくし篇 (徳間文庫)作者: 鳴海丈出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 1998/09メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 突然官能小説でごめんね。 これを立ち読みしたのはいつだっただろう。ホントに青い記憶だ…

『太平記の時代』(新田一郎)感想

太平記の時代 (日本の歴史)作者: 新田一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/09/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 久々の書籍感想。面倒なので最近書いていないのだ。 というか備忘録的に引用して終わりそう。 南北朝って後醍醐と義…

『公安警察スパイ養成所』(島袋修)感想

公安警察スパイ養成所作者: 島袋修出版社/メーカー: 宝島社発売日: 1995/05メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (1件) を見る 第一線にいた作者の経験に基づく「日本の公安」とでも言いますか。 個人的には(極端な)社会主義というのは存在理由…

『日本の公安警察』(青木理)感想

日本の公安警察 (講談社現代新書)作者: 青木理出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/01/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 78回この商品を含むブログ (41件) を見る ううん、と。とりあえず入門書のようだ。 無線が傍受されていたとかいうネタが良かった…

『知的生産の技術』(梅棹忠夫)感想

知的生産の技術 (岩波新書)作者: 梅棹忠夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/07/21メディア: 新書購入: 34人 クリック: 460回この商品を含むブログ (299件) を見る 全ての(整頓系の)ハウツー本はここから始まった、みたいなノリで授業で紹介されてい…

『弓矢と刀剣 中世合戦の実像』(近藤好和)感想

弓矢と刀剣―中世合戦の実像 (歴史文化ライブラリー)作者: 近藤好和出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 1997/07メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る 最初に弓矢や甲冑、刀剣、馬に関しての記述があるんだけど…

『源平合戦の虚像を剥ぐ』(川合康)感想

源平合戦の虚像を剥ぐ (講談社選書メチエ)作者: 川合康出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/04/10メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 35回この商品を含むブログ (8件) を見る 面白い。源平が好きな人は既読だとは思うけど、読んでないなら是非読ん…

『日本の歴史06 道長と宮廷社会』(大津透)感想

道長と宮廷社会 (日本の歴史)作者: 大津透出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/06メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る interesthingというか、知らないことばかりです。情けなや。 私は日本史学専攻とはいえ、高校で日本史…

『法隆寺への精神史』(井上章一)感想

法隆寺への精神史作者: 井上章一出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 1994/02/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (10件) を見る 以前報告した通り、E.H.カーの『歴史とは何か』と齧るような速度で読み進めているわけですが、…

『絢爛舞踏祭 Brave New World』(明神真琴)感想

絢爛舞踏祭―Brave New World (電撃文庫)作者: 明神真琴,きむらじゅんこ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/08メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る アルファシステム製作のPS2ゲーム「絢爛舞踏祭」の小説版。ちなみ…

『暗証番号はなぜ4桁なのか』(岡嶋裕史)感想

暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)作者: 岡嶋裕史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (62件) を見る 読後感は「シマッタ……」タイトルは○。しかし『…

『失敗学のすすめ』(畑村洋太郎)感想

失敗学のすすめ (講談社文庫)作者: 畑村洋太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/15メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 182回この商品を含むブログ (167件) を見る Z会の「不合格体験記」にも相通じるところがある「失敗=成功の母」論。 言い換えれ…

『ケータイ・プチポエム』感想

ケータイ・プチポエム (コバルト文庫)作者: 阿部和重,加藤千恵,コバルト編集部出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (11件) を見る ケータイからのみ応募可、100字まで、機種依存文字不可、と…

『江戸のノイズ』(桜井進)感想

江戸のノイズ―監獄都市の光と闇 (NHKブックス)作者: 桜井進出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2000/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (10件) を見る この本を読むのに2週間ぐらいかかったのかなぁ……とにかく後半がわ…

『日本の歴史05 律令国家の転換と「日本」』(坂上康俊)感想

律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史)作者: 坂上康俊出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/08メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る もう息切れしかけです(笑) 薬子の変、承和の変などの歴史的意義ってホンマはこうやった…

『大学教授コテンパン・ジョーク集』(坂井博通)感想

大学教授 コテンパン・ジョーク集 - Classic Jokes and Puns on Professors (中公新書ラクレ (183))作者: 坂井博通出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/07/11メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る この9冊の中で唯一のハ…

『IT汚染』(吉田正和)感想

IT汚染 (岩波新書 新赤版 (741))作者: 吉田文和出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/07/19メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 大学の教養の授業での推薦図書だったので読んでみました。正直、背骨の話はその授業でセンセが語ってくれたので…

『狂気と王権』(井上章一)感想

狂気と王権作者: 井上章一出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1995/05/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る まあ微妙なんがタイトルでして、『狂気と皇権』とか『不敬、狂気』とかにしてみたら内容に合うんじゃないかと。…

『戦略思考ができな日本人』(中山治)感想

戦略思考ができない日本人 (ちくま新書)作者: 中山治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/07メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る で、まあこれも日本と西洋を対比する比較文化論なわけです(笑) ただ、作者の提唱する“日本と西欧文明の基本…

『評論家入門』(小谷野敦)感想

評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/11/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (110件) を見る へぇほぉ、と面白く読めました。日本−西洋の比較文化…

『ウォータースライドをのぼれ』(ドン・ウィンズロウ)感想

ウォータースライドをのぼれ (創元推理文庫)作者: ドン・ウィンズロウ,東江一紀出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (64件) を見る やっと出た!! ドン・ウィンズロウ”ニール・ケア…

『日本の歴史04 平城京と木簡の世紀』(渡辺晃宏)感想

平城京と木簡の世紀 (日本の歴史)作者: 渡辺晃宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/02/07メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る おわかりかとは思いますが、私は大学で日本史を専攻しています、はい。「1回生のうちは通史を読…

『風水学園 逢魔が時の黒猫』(夏緑)感想

風水学園―逢魔が時の黒猫 (MF文庫J)作者: 夏緑,凪良出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/08メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る 挿絵の方のサイトを以前見つけ、絵柄が好きでちょくちょく見ていたので中古購入。…

『幸福な遊戯』(角田光代)感想

幸福な遊戯 (角川文庫)作者: 角田光代,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2003/11/21メディア: 文庫 クリック: 44回この商品を含むブログ (115件) を見る 表題作『幸福な遊戯』他『無愁天使』『銭湯』を収録した短編集。 『キモチワルイ』作品…

『ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争』(高木徹)感想

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)作者: 高木徹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/15メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 241回この商品を含むブログ (165件) を見る タイトルにひかれて手にとってチラチラ読んでみた…

小説版『攻殻機動隊』シリーズ全既刊感想

好きなだけでマニアな段階では無いので、例えば『攻殻機動隊』という名前の由来や意味を知りません。GHOST IN THE SHELLにかかっているのかなぁとは思っています。 アニメ本編でも2nd GIGで草薙が1度『我々は攻殻機動隊だ』と言い、所轄(県警)の1人が『攻…

『マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ』(今野緒雪)感想

時間無いんでまた後で書きます。個人的5段階評価ではC

『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 虚無回路』(藤咲淳一)感想

小説版『攻殻機動隊』シリーズ全既刊感想参照。

『東京S黄尾探偵団 少女たちは十字架を背負う』(響野夏菜)感想

年頭からCobaltを購読するようになって(!)はや半年。部屋のコバルト文庫本は、そろりそろりと増加しております。まだ今野緒雪の『マリア様がみてる』及び『夢の宮』シリーズが大半を占めていますが、他の作家の作品も微増しております。 "S黄尾"シリーズ…

『朝鮮三・一騒擾事件:概況・思想及運動』(朝鮮憲兵司令部編)感想

突然マニアックになってしまいましたが、いわゆる「三・一独立運動」についての資料(史料?)です。 三・一独立運動について知りたいと思ったなら、先に他の本にあたって下さい。 ちなみにこれは復刻版で、戦前の資料なので読みにくいです。それに憲兵隊の…