『瑠璃の風に花は流れる 黒の王太子』(槇ありさ)感想

瑠璃の風に花は流れる 黒の王太子 (角川ビーンズ文庫)

瑠璃の風に花は流れる 黒の王太子 (角川ビーンズ文庫)

一つの言葉で世界観が台無し、といういい見本。私が過敏かもしれないが。

「国民」という言葉をファンタジーの中で使っていたけど、それは近年の国民国家論を照らし合わせてどうだろう。近代になって「国民」が形成されたという話を想起させる語を軽く使うのは、言葉に対して鈍感だと私は受け取ってしまう。

★★☆☆☆ 読む気がしない