『動物化するポストモダン』(東浩紀)感想

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

副題が「オタクから見た日本社会」となっているが、内容とも合致している。要は、オタクに関する議論がメインではなく、ポストモダン現代思想の話がメインで、素材をオタクに求めたものである。そのあたりは、副題で「動物化するポストモダン2」と銘打たれた『ゲーム的リアリズムの誕生』とは異なる点である。
要は、二重構造がそこらへんに広がっているということなんだろう、と勝手に解釈しておく。オタク論を期待して読むとバカを見るだろう。

後半は理論的すぎてちょっとしんどいっす。
★★★☆☆