『ゲーム的リアリズムの誕生』(東浩紀)感想

大きな物語」の喪失を考えれば、今後はますますワークス(=プロ)が生き残るのが難しいのではないか。というのも、ワークスが提供するものこそは、今まで大量の二次創作作品を生み出してきたのであり、ボードリヤールの言うシュミラークルに近付けば(この表現が正しいかは自信が無い)、プライベート(=同人)が「大きな物語」なしにシュミラークルを生産しつづけることになるだろう。TYPE-MOON竜騎士07は一時の徒花と位置づけられる日が来るかもしれない。

普通に面白い
★★★★☆