『半島を出よ』(村上龍)感想

何を言いたいんや村上龍


ってのが最初に抱いた感想です。平和ボケなんでしょうか。よくわかりません。
ただ、この事件に至る背景のシュミレーションに怖さを感じました。
ディティールがうざったくなるぐらい書き込んであるのも印象に残りました。


最近、日本人にとって政治はやはりマツリゴト、つまり宗教なんじゃないかな、と改めて感じます。
使い古された言い回しで、祭政一致の表象なのでしょうが、現在の日本でも当てはまるのではないかと思います。


『日本国』という共同幻想は存在せず、『日本経済体』という共同幻想が世間を支配してやいませんか。『国民』は、政治家という祭司が天皇という神の回りでごたごたやってるのをぼへっと見て口出ししないのが礼儀だとでも思っているのでしょうか。


日本も北韓南朝鮮も中国も米国もみんな嫌いだ


個人的5段階評価ではCです。別に薦めません